天幕日記

ソロキャンの日々を気ままに綴っています。

妻との欧州旅行 <Vol.9:パリ初日は、素敵なアパルトマンから>

こんにちわ。見てくださって、ありがとうございます。 いよいよ、パリ到着です。ローマ3泊/ミラノ3泊/ベネツィア2泊でしたから、計8泊のイタリアを後に、パリは3泊の計画です。(パリもっと長くても良かったなぁ)パリも地下鉄や鉄道はスリなど多くて治安悪いとの前情報だったので、シャルルドゴール空港からレンタルアパルトマンまではタクシーを予約しておきました。到着時のパリは雨です。「ここだよ〜」って運転手さんに言われても、えっ?何の看板も出ていないし、可愛いドアがあるだけ。番地しか書いてないやん。ドアは施錠されてますが、途方に暮れてると、おばさんがポルテ(おそらく郵便配達人用の解鍵ボタン)と書かれたボタンを押してドアを開けたので、そのマネをして入ってみました。(予約サイトからのメールには、こんなことすら書かれていません!)

本当にここなんだろうか?と内部を探検 

予約サイトの写真で見たカッコイイ中庭に、「あーここだね!」と確信。とてもお洒落な感じ。素敵なパティオに沿って、A〜Eまで鉄格子の入り口があって、その中に螺旋階段が見えます。私達の部屋はE401なので一番奥です。エレベーターは無く、狭い木製の螺旋階段で4階かぁ・・・、とりあえず荷物と妻を下に残して4階を偵察しました。長くなるので、割愛しますが、部屋に入るまで30分以上費やしました。もちろんレセプションも無ければ管理人もいません。メールで送られてきたドアの解除コードで入るんですが、メールの内容が全く的確ではなく箇条書きにもなっておらずで、大変苦労しました。この後、私達同様 途方にくれた外人さん宿泊客に部屋の入り方を実演レクチャーしてあげて感謝されました。ま、ちょっとした探検気分味わえるので、これも もしかして謎解きサービスの一環か? 笑 (パティオ、めっちゃ雰囲気良しです。)

部屋はSo Sweetという名前です。名前どおりSweet、まるで新婚さんいらっしゃいな感じ。壁の色合いからインテリアコーディネート、大人可愛い感じで上手です。まったく絵に描いたようなパリのアパルトマン。年配夫婦の私達も心がウキウキしてきます。定年退職したこれからの人生なので、第2の新婚旅行かもしれません。

キッチン周りも完璧で、もうここで暮らしても何も問題ない設備が整っています。

流し周りもバッチリで、食器類も揃っています。アイロンまで置いてありました。キッチンがバッチリなので妻も喜んでいます。本当ならもっと長逗留して、朝市なんかで買ってきた食材で料理とかしながら、パリの日々を満喫といきたいところです。とりま、今回は予行演習ということで、また来たいなぁ。

無事チェックインできて、素敵なアパルトマンに妻も納得です。チェックインは15時以降だったので、なんだかんだでもう16時近くですが、今から出撃です。

その前に、朝からろくに食べてなかったので近所のハンバーガーショップで軽く食べます。ハンバーガーの包み紙にバイオバーガーって書いてあるんですが、どうもパリは自然食や無添加とかが流行ってるみたいで、アパルトマンの斜め向かいにもビーガンCafeがあったりします。妻は、無添加モノが大好きなので非常に喜んでいます。

セーヌ川方面へ歩くと、パリ市庁舎の角に出ます。

向かいはセーヌ河畔の遊歩道でトコトコとパリ散策

シテ島へ渡る橋の上です。とりあえず、火災にあって倒壊?したノートルダム寺院を目指します。セーヌ河/シテ島/サンルイ島/セーヌクルーズ船・・が全部入った、おのぼりさん写真です。早速 買い物袋をぶら下げた妻 お買い物は自然素材の化粧品ブランドMissBioで日本未上陸ブランドだそうです。妻「この化粧品屋へ行きたいのよ!」 今回のアパルトマンはマレ地区というパリのオシャレエリアとして近年注目されてる場所。このブランドの本店がオシャレエリアならでわのマレ地区にあって助かりました。パリ、やはりバイオブームなのか・・?

2019年4月の火災で尖塔などが焼失し もう5年近く経ったノートルダム寺院ですが、これは復旧に時間がかかりそうです。

前側の四角いところは残っているのですが、後ろの屋根から上は全部焼失 内部もほとんどダメみたいです。火災の様子や復旧計画がパネリングされていました。ここで、折り返してマレ地区へ戻ろうと思っていたのですが、妻「お母さんから頼まれたやつ、行かなくていいの?」「え〜、あれかぁ・・・」「行かなきゃダメだよ〜!」実は、私の母親からLINEで【カフェ ド マゴのコーヒーカップを貰って来い】という指令が届いてたんです。場所は分かっていますが面倒臭い。仕方ない、行くかぁ。歩けない距離ではなさそうだし。

カフェ ド マゴは、パリ左岸(セーヌ上流に向かって左側でカルチェラタン、サンジェルマンデプレ、モンパルナスと言った場所)の有名なCafeですが、左岸は観光的見所というより作家/哲学者/画家などの文化人が多く住んでいて、カフェ ド マゴは、そういった人たちが通ったことで有名なCafeです。パリ通ぶって「観光的でおのぼりさんな右岸より、左岸の方が本当のパリって感じよね。」とか言えばカッコいいのかも?実は、今回は左岸は割愛するつもりだったのですが、母親の指令とあれば致し方なし。

左岸をカフェ ド マゴに向けて歩いていると、パリっ子で賑わう 結構イイ感じの通りがあったり、お洒落な珈琲店(珈琲豆買いました)があったりで、なかなか粋な風情があります。

年配のカップルとかCafeでおしゃべりに夢中 なんとも普段着のパリっていう感じで、左岸イイや〜ん。

さらに歩くと大群衆のデモ隊と鉢合わせになりました。イスラエルとパレスチナに抗議するデモ隊で、後でネット見たら10万人だったそうです。このまま行くのはマズイかとも思ったんですが、そんなに暴力的な空気もなかったので(警官隊はかなり出てますが)人混みに逆らうように進みました。日本だと10万人のデモとか考えられないですが、市民が声を上げる文化ができてるんですね。

カフェ ド マゴ到着です。有名人ではヘミングウェイ、カミュ、ピカソ、ボーヴォワール、サルトルとかが常連で、作家さん達は ここを書斎代わりに使っていたとか。結構混んでて入口の列に並んで待ちます。雨も降ったり止んだりで寒いし過酷なミッション遂行です。(前の可愛いいパリジェンヌはおしゃべりに超夢中で、おいおいガンガン横入りされてるや〜ん!)

寒すぎたので、妻はホットチョコレートをご注文 ものすごく濃厚なホットチョコが大量にポットに入ってきました。とても美味しいです。

店員さんに「あー、日本から来たんだけど、記念に このカップ貰えない?」「カップが欲しいの? 地下で売ってるよ。」「へ・・?」地下へ行ったら小さな売店コーナーがあって、何なくカップを購入できました。これで母親のミッションコンプリートです。

マゴのちょうど前にメトロ(地下鉄)の駅があったので地下鉄で戻りました。駅からアパルトマンへ歩く途中に、またしても自然食スーパーマーケットを発見した妻は大喜び。夕食はそこで買った食材で簡単に済ませました。やっぱり、パリ・・バイオブーム?(私が食べれそうなモノが少ないやん。)

明日は右岸の【おのぼりさんコース】を1日で全部回ります。パリは地下鉄が網の目なので、歩きは最小のつもりですが、果たして上手くいくのか?

せっかくのキッチンだから使わんとね。

次回も、よろしくお願いします。