天幕日記

ソロキャンの日々を気ままに綴っています。

妻との欧州旅行 <Vol.3:晴天のローマ定番コースを行く>

こんにちわ。見てくださって、ありがとうございます。

ローマ2日目は朝から雨です。どよ〜ん。。。とは言え行動開始、コロッセオに8時半にたどり着く予定で、8時前にホテル出発してテクテク歩きます。途中雨脚が強くなり適当な高架橋の下で泣きそうになって雨宿り。(あれ?無理しないって昨日反省したやん)雨の早朝は人もいません。でも、どこを切り取ってもカッコイイ町並みはズルイですね。

ビットリオエマニュエーレまで来たら雨が上がりました。ココは後にしてコロッセオに向かいます。なんか、工事が多くて写真の邪魔です。11月からはシーズンオフになるんで、その隙に工事なのかしらね? 

路面はまだビショビショです。コロッセオまでは太い道が歩行者専用になっています。(過去に出張時とはいえ)この辺りは何度か来ています。人がワサワサいるトコしか見たことないので、こんなに人がいないのは不気味ですらあります。シーズンオフ、早朝、ちょい雨が効いてるんでしょうね。

コロッセオに向かって、右手にはフォロロマーノ。広大な古代ローマの中心部の遺跡がずーっと続いてます。「中に入りたい?」 妻「外からで十分です。」「だよね」

左手はトラヤヌスの市場跡 左右から遺跡サンドイッチ状態です。

で、また右手がフォロロマーノ

おお、突然晴れた! めっちゃ、綺麗!!!!

トコトコ歩いているとコロッセオ到着 (あ、ここも工事中やん。写真写り悪ぅ〜)

それに何?!この行列!!! 実は今日は第一日曜日なので無料開放日なんです。(昨日も特別無料開放日だったので二連ちゃんで無料)どこまで続いてるか見たら巨大なコロッセオをどうやら1周してます。それに、入場制限しながら入れてるようで、列が進まない。こりゃ並ぶと2時間/3時間みたいです。

並ぶの諦めて、外から見て終わりにする人たち。へへ、私たちも結局この仲間になりました。

で、コロッセオ脇の小高いところのCafeでお茶しながら一休み。このCafeはビューポイントで有名で地下鉄 B線のコロッセオ駅の上にあります。ローマには地下鉄がA線/B線の2本しかないのですが、どこ掘っても遺跡が出ちゃうからです。地下鉄もめちゃ深いとこを走ってます。エスカレーターがとても長いです。その代わり、バス路線が多岐に渡ってます。バスは、今度来たら是非チャレンジしたいです。(また来る気満々やね)

諦めて、ビットリオエマニュエーレへ戻ります。真ん中の白いやつ。あそこまでフォロロマーノ遺跡が続いています。真面目に見たら、ここら辺だけで1日どっぷりでしょうね。工事の黄色い壁が邪魔!

ビットリオエマニュエーレ2世記念堂まで戻ってきました。ご立派です。イタリアの国家行事なんかで使われるトコで、これは遺跡ではありません。上からの見晴らしが良さそうなので登ります。

途中まで登っただけで いい眺め、やはり上まで登らねば。 内部にはちょっとした博物館とか美術館とかありますが、そんなのまで見てたらローマだけで1週間以上は必要でしょうね。

ローマは海からは結構離れてるんですが、なぜかカモメが多いです。カラス、ハト、スズメもいますが、体の大きいカモメが威張ってます。人にも慣れてるのか、近寄っても逃げません。顔つき悪そうですよね。

ビットリオエマニュエーレ記念堂からローマ一望です。いいなぁ、ローマ来たぞぉ!って感じに浸れます。

その後、トコトコ歩いてアルジェンティーナ広場に来ました。ここはシーザーが暗殺された場所とのことで、腹心の部下に裏切られ「ブルータス、お前もか・・・」という言葉が有名です。以前は写真のように整備されてはおらず、保護猫の居住地になってて沢山の猫達がのんびり暮らしてました。保護猫事務所もあり寄付的なオリジナルグッズも販売してました。妻は猫好きなので是非連れてきてあげたかったのですが、なんと立派な遺跡として整備されて、猫の姿は2匹ほどしか見られませんでした。のんびりしたイイ場所だったんですが。。ね。

カンポデフィオーリの朝市を冷やかして、すぐ横のナボーナ広場到着 昨夜は雨/夜で散々だったナボーナ広場も今日は晴天 え?、写真これしか撮ってないやん。

ちょうどお昼だったので、ピザ ブフェットでローマピザにしました。ここも結構有名店で、「ブフェットでピザ食べたよ〜」と言うと現地スタッフも「オー、ブフェット イイね〜」と反応します。

中は小さくて、外にもテーブルが少しあるだけの こじんまりした店です。ちょい早めの入店だったので、空いてました。職人さんの後ろは大きなピザ釜になってます。

イタリアのピザはデカイです。40cm近いですね。日本人だと半分づつ分けて味比べとか4人で2枚とかになりそうですが、イタリアでは友人や家族と分け合ったりせず、一人一枚完食主義です。でも、食べきれない人もちょくちょく見かけます。

ローマピザは生地が薄いのが特徴で、デカイけど意外にペロリです。手前はブフェットスペシャルで具材色々全部のせ。妻はシンプルにサラミです。一方、日本でも一般的な生地が分厚いやつはナポリスタイルです。私は両方好き!(へへ、日本人なので二人で半分づつ味比べ)

サンタンジェロ城はすぐ近くです。ローマは自動車のない時代にできてるので、順番に回ると 次のポイントは1kmくらい離れてる程度。よって、徒歩で見所のハシゴになるのですが気がつけばトータルでは結構な距離を歩いてしまいます。ローマの中心を流れるテベレ川 向こう岸はトラステベレという古っぽい風情のある街並みで、日曜はサンデーマーケットとかもやってて素敵なんですが、そこを回ると足が壊れるので、今回は割愛しちゃいました。(また、来ればイイよね)

おお、かっこいい!!

どっちも翼がついてるけど、天使よりカモメが上ですかね。やっぱ、カモメ大威張り。

サンタンジェロ城の後ろは、もうバチカンです。正面はサン・ピエトロ寺院

おお、かっこいい!!

サン・ピエトロ広場を取り囲むように建っていますが、上にたくさんの彫刻が立っています。チクチク立ってる小さいやつ。

これが一体一体全部違う。羽ついてないから天使じゃないね。キリストさんのお弟子さんかな?いやあ、ホントよく作りますよね。にもかかわらず、下から飛び出してる排水溝がかっこ悪いと妻が文句言ってます。フム、確かに。

保安検査の列でやや並びましたが、ここも混んでる時は3時間コースらしいです。中に入ると顎外れます。「う、う、う、な、なんじゃこれ!言葉が出ない。ヨーロッパの教会の有名どころは、ど凄いんですが、それにしてもココはボスキャラです。さすが全世界のカトリックの総本山です。

だいたい、こっちは大理石が多くて、止まってる安ホテルですら床や階段や風呂場は大理石なんですが、(安ホテルと比べるなよ)ココは床も壁も大理石のモザイクで素晴らしい模様 つやつやで凸凹もなく、ビシッとできてます。それで、この広さと大きさ。天井の彫り物や絵画、やりたい放題やん。誰がデザインしたの、誰がどうやったら、コレ出来るん?

現在のサン・ピエトロ寺院自体は2代目で1500年から作り始めて江戸時代1628年に完成したらしいけど、1582年にローマへ行った天正の少年使節団とかはビックリしたんだろうなぁ。(今でもビックリやん)

それに、どれも見事な彫刻だらけ。一切の妥協なし!

ありすぎて、全部写真なんてとても撮りきれません。てか、もう写真撮るの忘れるし、だんだん感覚が麻痺してきます。妻も来てすぐは彫刻の写真を熱心に撮ってたのですが、撮るのを諦めたみたいです。「あら、彫刻ね。ふーん」

真ん中の屋根の出っ張ったとこは、こんな感じ。

無数の彫刻の中で割と隅っこに ひっそりと、、あれ? これって美術の教科書とか銀行でもらいがちなカレンダーとかで見るやつやん。こんなとこに居たのか。ミケランジェロのピエタ(聖母子像)です。1500年頃の作品なので、523年前に作ったのね。日本は安土桃山だから織田信長の時代やん。しかし色んな彫刻、全部すごいけど 教科書に出てるクラスのやつは断然オーラが違います。やっぱりミケランジェロ、天才って凄い。妻「あ、やっぱりバチカン美術館も見たいわ。」ということで、後半のローマ戻りの時に見れるようチケット手配しました。iphoneとネットと予約サイトに感謝です。

ローマもだいたい見所は制覇 明日は日帰りでナポリ、そして明後日ミラノへ移動します。

次回も、よろしくお願いします。