天幕日記

ソロキャンの日々を気ままに綴っています。

妻との欧州旅行 <Vol.5:思い出深いミラノ そして旧友たちとの再会>

こんにちわ。見てくださって、ありがとうございます。Vol.5なのに、まだまだイタリアです。この調子だと、Vol.10くらい行っちゃうかもです。ま、個人の日記なんでご興味ある方は、ご笑覧でお付き合いくださいませ。今回は、ローマから北上しミラノへ。そして、毎年11月の2週目に開催されるオートバイショーEICMA(エイクマ)へ行きます。私が働いてた元会社はHondaでして、ここ10年ほどは欧州大型モデルの市場分析/調査情報/商品企画などに携わっていました。よって、EICMAはコロナ禍以外は毎年訪れていました。またEICMA以外にも 欧州の現地調査をヨーロッパ事務所の現地スタッフと一緒にやっていました。ですから大変思い出深いところです。 定年退職してから 今回は妻とゆっくり好きなイタリアやパリを回れるのは、本当に最高のひと時だなぁ と幸せに思います。

ミラノへは、フレッチャロッサのカッコイイ1000型(最新型で350km/hくらいで巡航する)で向かいます。ローマ/ミラノは3時間くらい。問題もなくミラノ中央駅に到着 荷物も多いのでタクシーで宿へ向かいました。

ミラノではレンタルアパートメントを借りました。パティオ(中庭)の付いた、お洒落な物件です。パリもパティオ付きのアパルトマンを借りてあります。ちょっと困ったのは、ホテルみたいに受付とかないので、チェックイン(鍵の受け渡し)を貸主と現場で行う必要があります。で、携帯はプリペイドSIMに入れ替えてあるので 通常の電話回線が繋がらない。しばらく悩んで、隣のCafeのママさんに「プリーズ、ヘルプ、ミー」で電話をかけてもらいました。「日本人のカップルが待ってるよー」で貸主登場。なんとかチェックインできました。こんな時のイタリア人は、おせっかいなほど親切です。

おしゃれな雰囲気にご満悦の妻。

アパートメントに荷物を置いて、ミラノと言えば何はさておきドゥオーモ広場です。アパートメントからは1kmほどですが、アパートメントの真ん前に地下鉄カドルナ駅があるロケーションなので、地下鉄でドゥオーモ駅へ。ミラノのドゥオーモは見事なゴシック建築、ローマとはまた風情が違います。街の雰囲気もちょっと田舎くさいローマに比べてクールです。

壁面のレリーフと言うか、ほとんど彫刻ですが、これでもか!とかなりひつこいですね。

その小さな一体一体が、どれもこれも見事です。数百年もかけて作って、一体誰が作ったの?どうすればこんなのが出来るの?

中もご立派です。シャープなゴシック様式 派手さは少ないですが逆に荘厳ですね。

見事なステンドグラス

ドゥオーモ広場は、かなり広くて活気に溢れています。

広場脇のデパート リナシェンテをひやかしました。もうクリスマスシーズンなので、ほぼワンフロアがクリスマス用品になっていて、日本ではお目にかかれないような凝ったデザインの飾り付けがたくさん売ってます。

おっつ、このエスプレッソマシーン ちょっと欲しいなぁ。全体的にレトロモダンで、真ん中の圧力計やスイッチ類が バイク好きの琴線に触れます。

リナシェンテは高級ブランドはもちろんですが、日本ではあまりお目にかからないイタリアンブランド(現地では人気なんでしょうね)の服飾製品などが面白いです。食材コーナーとかで妻と時間を潰してました。

デパート出たら夜になってました。広場から見たドゥオーモは格別です。ミラノと言えばココですね。

ドゥオーモ広場にはガレリアが隣接しています。中は高級ブランドショップがずらりと並んでいます。ナポリのガレリアも大きかったですが、やっぱりミラノのガレリアは格が違います。

妻はやや お疲れの模様ですが、これから元会社の仲間たちとの会食に付き合わせます。

ガレリアを抜けると、レオナルド ダビンチの像 後ろ左手はオペラ座 オペラ座の脇からは、とてもお洒落で気の利いた小さなSHOPが並ぶブレラ通りが ブレラ美術館まで続いています。元会社の仲間たちがセットしてくれた夕食の待ち合わせ時間も迫っていたので、やや早めにブレラ通りを抜けて地下鉄で待ち合わせ場所へ向かいます。

レストランで昔の仲間達と再会! ナポリで食べ逃したナポリピザ ダ・ミケーレのミラノ店でした。北のミラノですが、もっちりした南のナポリピザもイイですね。副菜も色々オーダーしてもらって大満足の夕食会。久しぶりの面子が揃ってワインと楽しい語らいが何よりも心に残るひと時でした。

皆と記念撮影です。定年退職パーティをミラノでって最高 こんな楽しい連中と一緒に仕事してこれた会社員時代は幸せだったな、と。しかし、みんな若いなぁ。後は頼んだぜよ。

いっぱい食べた翌朝は、あまり入りませんよね。アパートメントのイイところは適当に近所のスーパーとかで買った食材で簡単に済ませられるところです。こってりのイタリア飯も若いころはガンガン食べられたのですが、もうそんなに食べられません。重いやつは1日1回、後は軽くすませる感じです。お財布にも優しいし。笑

さて、今日は世界最大級のオートバイショーEICMAへ行きます。が、その前にハイシーズンにはマズ予約が困難なサンタマリア デラ グラッツェ教会の【最後の晩餐】の予約が取れたので朝08:15からのツアーコースに参加です。場所はアパートメントのすぐ近くなので、朝の散歩がてらの距離です。(散歩がてらにダビンチの名画鑑賞って、なんか贅沢ですね。)

教会の前の広場は、トラム(路面電車)が走っています。キャットフードの広告のラッピング電車が可愛い。

ツアーガイドさんが、看板持って待ってます。ガイドさんに向かって左手のバイクが停まっているところは文房具屋さんですが、店主のおじいさんが手作りで綺麗なノートとかを作って売っています。店内の奥には製本機が置いてある、日本語も少し話せる柔らかい物腰の職人さんのお店で、とてもオススメです。

この絵は、ほとんどの方がご存知ですよね。教会自体は第二次大戦で大きく損壊しているので、ほとんどが建て直し状態 壁も真っ白ですが、一部残っていた壁画を修復に修復を重ね、ここまで再現しています。

【最後の晩餐】は【モナリザ】と並んで有名なレオナルド ダビンチ作です。絵の中に色々な謎が仕込まれていて、長年多くの美術学者が謎解きをして、色んな説があるようです。映画【ダビンチコード】も、その一つですね。ガイドさんが英語で要点を解説してくれます。

反対側の壁にも立派な壁画があるんですが、誰も見なくてチト可愛そう。

【最後の晩餐】の部屋は15分刻みで客の入れ替えになります。その後は、別の部屋で絵の各部に隠された謎解きの解説。こういう時は、英語がもう少し理解できたらなぁ と悔やまれます。全部で30分ほどのショートツアーですが、なかなか見応えがありました。【最後の晩餐】見終えて、そのまま地下鉄に乗ってEICMA会場へ向かいます。駅は終点のフェラミラノ駅で30分ほどです。では、いよいよEICMAへGO!

次回も、よろしくお願いします。