天幕日記

ソロキャンの日々を気ままに綴っています。

超久しぶりの月川荘でクリスマスキャンプ

こんにちわ。見てくださって、ありがとうございます。

2022年12月24日/25日 嵐山渓谷 月川荘

今シーズンの春から秋は上名栗の大鳩園にお世話になりましたが、冬季休業に入ってしまい、通年営業の月川荘に冬キャン拠点を移しました。今日はクリスマスなので、キャンプ飯もクリスマスを意識してみました。冬キャンの間は、少しづつ月川荘のご紹介もしますね。

月川荘に最後に来たのは、3月5日だったので約10ヶ月ぶりです。ココは実は過去70回来ていて、今日で71回目です。ハーレー仲間のグルキャンでもよく来たのですが、2015年にソロキャン最初にやったのもココです。ここ3シーズンくらいはキャンプブームで、冬でも結構混んでいたのですが、本日、土曜日9時半INなのにエッツ?貸切? 誰もクリスマスキャンプやんないの?それとも、そろそろブームも下火なのでしょうかね?

月川荘さんは動物好きらしくて、受付棟のマキスト前は猫達の特等席です。この猫達はキャンパー慣れしてて、よくテント脇へ餌をもらいに来ます。猫以外にも結構大きな山羊がいます。昔はクジャクもいました。あと犬はご主人と奥さんが散歩に連れて歩いてます。都心からのアクセスが良いのでTVロケにもよく使われていて、壁一面が俳優さんとかの色紙で埋まっています。ヒロシさんの色紙は写真付きです。

受付棟の周囲は芝生のエリアやバンガローなどで、ファミリーやグルキャン向けなんですが、裏山を迂回した側に秘密?のオートキャンプサイトがあります。私は概ねこっちへ張ります。ここ知ってる人は月川荘マニアですね。バイクの脇にテントが張れて、好きなバイクを眺めながらキャンプが出来ます。荷物が多めでも担いでサイトまで移動しなくて良いので、昔は大型テントを持って来てました。でも、ハイシーズンで混んじゃうと、せっかくのサイトが自動車に占拠されて、テント場というより まるで駐車場状態になってしまいます。今回のテントは、先般紹介しましたVikです。寒そうなのでスカートに石のせしました。後室の中に、バッグやバイクの電熱ウエアや余計なものを仕舞い込んだので、居室はマットと寝袋のみです。とても小さなテントですが、これで快適です。

空いてると本当にイイ自然環境です。好きなところにバイクや車を駐めてサイト設営します。ココへ来始めた頃は、数組のキャンプ好きがシットリと幕営してる程度で気に入って通い詰めたんです。

水場はこれだけ、それも凍結してました。マキ購入もあったので水タンク持って受付棟へ、「オートの水道止めてますぅ?」「あ、凍ってるんでしょ、そろそろ出る頃だよ」みたいな感じ。トイレも1人用の仮設のボロボロがあるだけで、絶対にスマホとか落としたらダメなタイプで、おまけに鍵もろくにかからないような具合です。普通の女性や子連れファミリーには、かなり厳しい環境ですね。

Vikくんの設営状態です。今回2回目ですが、迷うこともなくあっという間に完成。

昼頃の外気温は0度ですね。設営作業で体が温まってるので、0度とか言ってもピンときませんが。

昼ご飯です。ミートボール、冷凍庫の中で発見した小さなハンバーグも入れてトマトジュース濃口/中濃ソース/オイスターソース/白ワインやらで煮込んでみました。

ブロッコリーのグリーンとミニトマトの配色でクリスマスっぽく。白いのはバター。

白いご飯と一緒にいただきます! 簡単料理ですが、トマトジュースと中濃ソースは、ちょっとデミグラ感が出て美味しいですね。ソースまで完食。パスタ入れても良かったかな。

食後の一服です。今年は8月頃からパイプをやり始めて5ヶ月ほどですが、完全沼状態です。今回はミラノ(11月の出張)で買ってきたサビネリ社のセントニコラスシリーズの小さいやつを持ってきました。これも赤/緑の配色がクリスマスっぽいかな、と。

タバコ葉はラム&メープルとオーリックのゴールデンスライスです。結局、甘いラム&メープルばかり喫ってました。

今回は合計4組です。1組は男性二人、あとはソロです。皆さん静かで、男性二人も会話や笑い声のトーンを抑えるマナーが出来た人達。早朝の薪割り音も柔らかい感じで、こういう人達だとホッとします。

サイト広場の裏は川が流れています。戦前の嵐山渓谷は有名な景勝地で、水量も多く舟遊びや観光で賑わったそうです。大きな料亭や土産物屋もあったようですが、今ではのどかな里山の景色。嵐山渓谷で検索すると歴史や古い写真が見れて興味深いです。

冠水橋という橋を渡ると、自然保護区になっていて、そこそこ長い遊歩道を散歩できます。見えてる小さい山は大平山で、ブラブラ登って40分くらい。のどかな里山散歩が出来るのも月川荘のイイところです。

混んでる時は、この河原に設営する人もいます。

オートサイトへのアプローチは、数百メートルですが林道になっていて、キャンプやるぞ感が出てきます。昔は、このあたりの林の中はマキや小枝の宝庫だったのですが、ここ数年でキャンパーの皆さんが綺麗に取り尽くして、今ではスッキリ落ち葉の絨毯状態です。

林道やキャンプサイト見てるとすごく自然っぽいですが、ちょっと外へ出ると普通の地方の生活圏になります。広い国道254号線沿いで、バイクで5分で大型スーパーまで買出しに行けます。(あー、ウチの近くのスーパーより食材が揃ってる!)マック/ツタヤ/百均/コンビニや飲食店もたくさんあって、カインズホームもあるのでキャンプ道具忘れても大丈夫。温泉は玉川温泉という昭和レトロアミューズ温泉がすぐ近く。高速インターからも近くて、とてもアクセス良しです。

で、スーパーでクリスマスっぽいお菓子を買ってきました。そういえば、最近のアメリカは宗教上の特別感を避けるために、メリークリスマスとは言わないとか、ハッピーホリデーと言うそうです。夜に映画のワンダーウーマン見てたらクリスマスの場面で、本当にハッピーホリデーと言ったので驚きました。日本人はハロウィン/クリスマス/お正月は寺社参拝/結婚式は教会/葬式はお寺、なんとも懐が広いですね〜。

夕方で寒くなってきました。焚き火と俺のバイク

70回も通ったので、私にとっての月川荘はとても日常に近いエスケープエリアです。

外気温はそろそろマイナスへ

小さなネイチャーストーブに託します。そろそろ夕食準備。

夕食は、さらにクリスマス感強めで頑張ります。

しっかり焼いて、タレを回し掛けてテリを出して、時間をかけてフライパンでローストチキン!上手に出来ました!ま、さっきのスーパーでもいっぱい売ってたんですけどね〜。自分で作って、よく切れるフィレナイフでスパッと切れば骨の周りも余すことなくいただけます。

ちょっとズルしてパエリアはスーパーで買いました。豪華なクリスマスディナーです。ワインをラッパ飲みで、横で焚き火しながら、じっくりいただきます。

就寝前は、忘れず湯たんぽのお湯わかし。

先般ご紹介の小型ガスストーブですが、やはり氷点下でも暑すぎました。てか、テントが小さすぎなんですね。でもテント小さくても寝つきが寒いのはなぁ、、、起きがけが寒いのはなぁ、、、と贅沢な悩み。

夜中から早朝にかけてはマイナス5度で、冬の月川荘の平均的な感じです。マイナス7度までは経験済み。

朝食もクリスマス気分の継続で、エビとポルチーニ茸をジューして白ワインでさらにジューです。トマトジュース濃口入れてエビの頭を潰して味噌を抽出。ソース完成。

パスタはフィレンツェの小さな乾物屋さんで買ってきたフェットチーネを80g、鍋が小さいのは致し方なし。

先にソース作って、アルスト保温しながら味見。(エビと茸の旨味が炸裂)並行してパスタを湯がきます。

エビとポルチーニ茸のフェットチーネで、ボナペティット!朝から、こんなもん食べててイイのか?

周りの皆さんはテキパキ撤収してるのに、ダラダラと食後のコーヒーとパイプタバコではんなり。(おまけに少しマキも割って追加、帰る気あんのか?)

寒いけどノンビリだよね。

撤収終えて、とっくに誰もいない月川荘 今回もごちそうさまでした。

次回も、よろしくお願いします。