天幕日記

ソロキャンの日々を気ままに綴っています。

鉄の織り成す唯一無二の存在感、グルグルファイヤーを使ってみて思ったこと。

こんにちわ。見てくださって、ありがとうございます。2年くらい前に話題になった焚き火台「グルグルファイヤー」を当時一目惚れで買っちゃってます。当時はバイクソロキャンのくせに重量級のキャンプスタイルだった頃で、気に入ったモノは少々重くても持っていくのが好きでした。そんな時に知ったのがグルグルファイヤーです。

昨今、焚き火台は色々ありますが、機能性や合理性に180度背を向けた、焚き火を飾る焚き火台は数少ないと思います。まずマキを縦に燃やすタイプはあまりありません。その縦に燃えるマキを骨組みのようなスケスケフレームを通して、木が美しく燃え上がる様を飽くことなく見続けていられる。ネジは2本しかなく重さゆえに組みあがる黒皮仕上げの厚みのある鉄の造形。初めて使った時、なんだこの焚き火台!と、、、モノに感動したのは久しぶりでした。

デメリット? 空気が当たりすぎて燃えすぎて、隙間から火の粉がバシバシ飛んでいく。オプションの風防は買うしかありません。超重くて、足の上に落としたら、おそらく骨にヒビが入る。組バラしに時間がかかり、バラしたら汚れを拭って灯油を薄く塗る。ジグソーパズルのように鉄のケースに納め込んでいく。何から何まで面倒。でも、気分は超イイんですよ。

合理性ならずっと使っていたスノピの焚き火台が最高です。アタッチメントで調理にも大々活躍ですが、サイト感の盛り上げには今一歩。下の写真は2年ほど前のスタイルです。あ、でも写真見てたらスノピもまたカッコイイなぁ。。。

料理にも使えないことはないんですが、火加減とかは勘弁してね状態です。なんか漫画チックな料理になっちゃいますね。とりあえず、オプションのゴトク乗せてます。

さらに、オプションのトングもヤバイです。マジ、コレ握力トレーニング器か?と思える固さゴツさ。大きめのマキを挟んでると、手がプルプルしてきます。イノシシくらいなら戦えそうな戦闘的お姿もチャーミング。お前ら縄文時代の火炎土器か?

使い勝手は面倒なデメリットだらけの焚き火台ですが、心の高揚感が目的ならば、ある意味とても合理的な逸品です。圧倒的な存在感でサイトを演出する。鉄の織り成す唯一無二の存在感、グルグルファイヤーを作ったトリパスプロダクツの企画力とセンスには脱帽です。こんな使い勝手ダメでも、楽しくなっちゃう道具ってのもアリですね。