天幕日記

ソロキャンの日々を気ままに綴っています。

珈琲道具のあれこれスタイル遍歴

こんにちわ。 見てくださって、ありがとうございます。 最近の若い人は、あまり珈琲を飲まないと聞きました。どうなんでしょうね。年輩のソロキャンパーならおそらく珈琲好きの方が多いのではと思います。今まで珈琲をキャンプ荷物に入れ忘れたことは無いのですが、その割に淹れ方は割とぞんざいなタイプです。昔の写真整理してみたら、道具もチョロチョロ変わってきて、面白かったのでご紹介します。

ハーレー仲間とグルキャンやってた頃は、やや大きめのパーコレーターで皆で飲んでいました。5〜6人分一気に作れちゃうやつです。写真のやつですが、学生時代(40年前?)に買った記憶があって、アルミ製のMade in USAです。マキの直火に放り込んだり乱暴に使ってボコボコで煤で真っ黒になったのがキャンプ道具箱にまだ入っています。パーコレーターの楽しいところは、蓋のつまみが透明で、ここに珈琲がポコポコ吹き出しては循環するので、その色の濃さで出来具合いが判断できるところです。コップを持って待っている友人たちに順番に注いであげる絵面は、西部劇のカウボーイの野営みたいでグルキャンはパーコレーターが似合いますね。

ソロキャンに転向してからは、ビアレッティを使っていました。これは下のタンクから吹き上げられたお湯が豆を通過して上のポットにたまる仕組みです。簡易的なエスプレッソだなと思っていたのですが、ご本家のイタリア人はエスプレッソとは区別していて、このタイプはモカと呼んでいます。最近はイタリアも家庭用のエスプレッソが普及したので、このモカの需要は減っているとのこと。このモカで濃いめに入れたコーヒーの味はイタリアのcafeの立ち飲みエスプレッソを思い出させてくれます。写真は、初めてソロキャンやった2015年の時で、おそらく新品ですね。

熾火に突っ込んだり、ひどい使い方して煤で真っ黒ドロドロです。これを数年間使っていました。水と豆を入れて火にかけるだけなので、簡単さも気に入ってました。

次に使ったのは、ナポリ駅のキオスクで見つけたコーヒードリッパーです。簡単に使えて軽くてコンパクト。形も独特で、なぜかイタリアでもローマやミラノでは見かけませんでした。ナポリ出身のイタリア人と話したら、「そうそう、これナポリスタイルなんだよね。」とのことで、ちょっとお気に入りです。写真は買って間もない頃、直火で使って最近はハンドルが焼け落ちてススで真っ黒なので、またナポリへ行ったら買いたいな、、と。キオスクには色んなサイズがありました。これは一番小さいサイズです。

構造はいたってシンプルです。写真:手前のコップ状のところに水か沸騰したお湯を入れて、コーヒー豆を入れた中子を挿入、奥のポット状の物を被せて、(水を入れた場合は火にかける)で、エイヤと素早く上下を逆にひっくり返すと。お湯が豆の中を通って、下のポットへ落ちる、単純なドリッパー構造です。でも、コレ考えた人は面白いですね。上下をひっくり返すアクションがなんともユニークで、デザインにもそのユニークさが出てて、どこか少し間抜けな感じ。チープな薄いアルミ製もイイ感じ。味はドリップなので、特に問題なし。これも、少し濃いめに淹れたらイタリアンムードです。

直火で使っちゃったので、ハンドルが焼けて、半分くらいになったので最近はお湯を別に沸かして直火にはかけません。初めからお湯でやっておけば良かったなと反省。

去年2021年から、普通の紙フィルタードリップ式になりました。自宅ではずっとドリップ(ごく稀にサイフォン)なので違和感もなくです。

ドリッパーは、香取製作所のペンギン型 軽量、コンパクト化も兼ねての選択です。稀に横から珈琲が漏れてテーブルを濡らすのですが、最近は2型になって改良されたようです。ペンギンの頭みたいなデザインが愛嬌があってイイです。

バラすと、単なる板状になるので、とても合理的ですが形は遊び心があって気に入ってます。

ふと、パスタを置く台に使ってみました。これが、なかなかイイ調子